予約制駐車場で実験=五輪会場周辺の渋滞防止-国交省など

政治・外交

2020年東京五輪・パラリンピックに向け、国土交通省や大会組織委員会などでつくる協議会は10日、渋滞対策の一環として、新国立競技場(東京都新宿区)周辺の時間貸し駐車場を予約制とする実証実験を行った。予約がない車は競技場から離れた場所に車を止めるよう呼び掛け、駐車場を探し回る車による渋滞を防ぐ狙い。

実験は新国立競技場周辺の12カ所の駐車場(53台分)で、午前10時から11日午前0時まで実施。インターネットで事前に予約した人のみ駐車できる。対象の駐車場は国土交通省ホームページなどで公表している。10日夜には神宮外苑花火大会が開催され、多くの人出が見込まれる機会を捉え、予約制の効果を確認。予約がないのに会場周辺に来た車に対する案内方法に関しても改善点を探る。

実験では、駐車場の入り口に予約専用であることを知らせる看板が立てられた。実験に参加した駐車場運営会社「タイムズ24」の担当者は10日、競技場近くの駐車場で取材に応じ、「一つの駐車区画を1日1台のみの予約とすることで、会場周辺の交通流入の抑制が期待できる」と強調した。

予約制導入の実験は、今秋にかけて行われる五輪テスト大会の会場周辺でも実施する。国交省などは、五輪期間中に予約がない車が会場周辺を通行できないように規制する方針で、実験の結果を踏まえ対象とする一般道の範囲を決める。

駐車場の実証実験で、予約車専用になった新国立競技場周辺の時間貸し駐車場=10日午前、東京都渋谷区駐車場の実証実験で、予約車専用になった新国立競技場周辺の時間貸し駐車場=10日午前、東京都渋谷区

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