大型台風10号、中国地方縦断=1人死亡、33人重軽傷-大雨暴風高波に警戒

社会

大型の台風10号は15日、四国西部沿岸を北上して午前11時すぎに愛媛県・佐田岬半島付近を通過した後、午後3時ごろに広島県呉市付近に上陸して中国地方を縦断した。西・東日本は大荒れとなり、気象庁は大雨による土砂災害や河川の増水、暴風、高波に警戒するよう呼び掛けた。西日本沿岸は高潮にも警戒が必要。

総務省消防庁などによると、広島県尾道市の因島で船を係留しようとしていた男性(82)が海に転落し、死亡が確認されたほか、11府県で計33人が重軽傷を負った。大分県玖珠町では、渓谷でバーベキューをしていた子どもを含む男女18人が14日夕から川の増水で孤立したが、15日朝に全員救助され、無事が確認された。

高知県馬路村では15日午後10時20分までの48時間雨量が818.5ミリ、奈良県上北山村では689.0ミリに上った。山梨、奈良、和歌山、徳島、愛媛各県の一部に土砂災害警戒情報が発表され、各地で避難指示・勧告などが出された。

10号は17日未明までに日本海北部で温帯低気圧に変わるとみられ、東北や北海道では16日から17日に大雨となる恐れがある。

10号は15日午後9時、松江市の北約80キロの海上を時速35キロで北へ進んだ。中心気圧は980ヘクトパスカル、最大風速25メートル、最大瞬間風速35メートル。南東側600キロ以内と北西側500キロ以内が風速15メートル以上の強風域。

17日午前0時までの24時間予想雨量は多い所で、北海道と東海250ミリ、関東甲信180ミリ、東北と北陸150ミリ、近畿100ミリ。

その後、18日午前0時までの24時間予想雨量は多い所で、北海道100~150ミリ、東北50~100ミリ。

16日にかけて予想される最大瞬間風速は北海道と東海、北陸、近畿、中国35メートル、東北と関東甲信、四国30メートル。波の高さは東海と近畿8メートル、四国7メートル、北海道と東北、北陸、伊豆諸島6メートル、関東と中国5メートルの見込み。

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