支援広がる、募金19億超=「再生」願い国内外から-京アニ放火

社会

「立ち上がれ!ふたたび!」。京都アニメーションのスタジオ放火殺人事件で、同社への支援金や応援の声が続々と寄せられている。事件発生から間もなく1カ月がたつが、支援の輪は個人、法人を問わず国内外に広がっている。台風の影響で一時撤去された献花台も16日に再び設置され、17日も多くのファンが訪れた。

代理人弁護士によると、同社が開設した支援専用口座には、13日時点で計約19億6800万円の入金があった。個人が直接入金したケースに加え、アニメ関連グッズ販売「アニメイト」(東京都板橋区)が国内外119店舗で集めた約2億4900万円など、他の企業や団体が募り、寄付した金額も含まれる。

支援の輪は国内にとどまらない。米アニメ配給会社がクラウドファンディングを行ったほか、中国、フランス、サウジアラビアのアニメ関連企業などから支援金の申し出があった。ドイツや台湾で開催されたアニメイベントに参加したファンらからは、応援メッセージが届いているという。

地元でも支援の動きが広がる。京アニ本社の所在地で、同社作品「響け!ユーフォニアム」の舞台にもなった京都府宇治市。観光協会は事件後、募金箱と応援メッセージを書き込める専用のノートを設置。「これからも応援していきます」「立ち上がれ!ふたたび!」など、ファンの激励が届いた。

協会職員の兼井茜さんは「書き込みは『聖地』目当てのファンや立ち寄った観光客など600件以上。中国語や英語も多い」と話す。専用ノートは集まった寄付金と共に同社へ届ける予定だ。

京都市と共同で京都国際マンガミュージアムを運営する京都精華大は、学生や卒業生から支援を希望する声が上がったことから、募金箱や口座を用意。同ミュージアムによると、2日までに400万円超が集まったという。

宇治市観光センターに置かれた、京都アニメーションへのメッセージがつづられたノート=16日午後、京都府宇治市宇治市観光センターに置かれた、京都アニメーションへのメッセージがつづられたノート=16日午後、京都府宇治市

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