トヨタ・鉄鋼大手、鋼板値上げ合意=異例の物流費考慮

経済・ビジネス

トヨタ自動車が鉄鋼大手各社と、自動車用鋼板の購入価格引き上げで大筋合意したことが22日、分かった。値上げ幅は普通乗用車1台分に相当する鋼板1トン当たりで数千円程度とみられる。トヨタは今回、鉄鉱石などの市況動向に加え、人手不足に伴う物流費の高騰を反映するよう求める鉄鋼側の声に異例の配慮を示した形だ。

トヨタと日本製鉄など各社は、鉄鉱石や原料炭などの市況変動に基づいて、半年ごとに交渉を行っており、今回は2019年度上半期(4~9月)の鋼板価格を18年度下半期(18年10月~19年3月)実績より引き上げることに合意。改定価格は今年4月にさかのぼって適用される。

トヨタの鋼板価格交渉の影響力は大きく、今後、他の自動車メーカーに加えて、電機・造船業界などの価格交渉に波及する可能性がある。トヨタは下請け部品メーカーに供給する鋼材と合わせ一括で購入しており、22日までに部品各社にも通知した。

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