サンパウロに大雪だるま=被災の北海道安平町、支援に感謝

社会

【サンパウロ時事】ブラジル・サンパウロ市の目抜き通りにある日本政府の文化発信拠点「ジャパン・ハウス」に25日、北海道安平町から運ばれた雪でつくられた高さ3メートル以上の雪だるまが出現し、雪を見たことがない南国の人々の目を奪った。

「北海道人移住100周年」に合わせた「雪だるまプロジェクト」のため、安平から船便で1カ月半かけて運ばれた雪は数トン。午前10時のお披露目に合わせ、関係者が同3時ごろから制作した。

雪だるまとの記念撮影には、終日長蛇の列ができた。たまたま通り掛かったというダシウバさん一家は、雪は初めて。長女マリアちゃん(8)は「冷蔵庫の氷みたいだったけど、冷たくて大きかった」。父親のジョアンさん(37)は「いつかは子供たちを北海道に連れて行きたい」と顔をほころばせた。

及川秀一郎・安平町長は「町は昨年9月の北海道胆振東部地震で被災し、復興途上だが、地震の際に地球の裏側のブラジルから義援金180万円が寄せられて感激した。北海道を思い出し、雪を体感していただきたい」と述べた。プロジェクトメンバーの真保郵生さん(42)は「地震で中止も考えたが、ブラジル側の気持ちに応えたかった。本当に良かった」と汗を拭った。

25日、ブラジル・サンパウロで、北海道安平町の雪でつくられた雪だるまの前でポーズを取る子供たち25日、ブラジル・サンパウロで、北海道安平町の雪でつくられた雪だるまの前でポーズを取る子供たち

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