「抜群に絵うまかった」=作画監督の丸子達就さん-京アニ放火殺人事件

社会

丸子達就さん(31)はテレビアニメ「小林さんちのメイドラゴン」の作画監督などを務め、類いまれな才能は学生時代から一目置かれていた。専門学校で指導した恩師の男性は「絵が抜群にうまかった。バイタリティーや実力を周りの人も認めていた」と話した。

丸子さんは大学中退後の2008年、アニメの道を志し、札幌市の専門学校に入学した。男性は「勉強してうまくなったというより、もともと画力があり、上り詰めるための強い意志もあった」と振り返る。

将来の夢を友人や同級生と熱く語り合っていたという丸子さん。業界でも屈指の実力派集団として知られる京都アニメーションへの就職を当初から目指していたという。

仲間と一緒に完成させた卒業制作の作品「スイートレモネード」では作画監督を務めた。「彼の線はとても繊細で美しかった。専門学校で12年間、教えているが、作品の構成やクオリティーが満点なのはこの作品だけ」という。

卒業後、念願かなって京アニに就職した丸子さんは、映画「響け!ユーフォニアム」など多くの作品に関わり、ファンを楽しませた。男性は「丸子君らの命や未来が奪われたことに憤りを感じる。どこにぶつけていいのか分からない」と拳を握りしめた。

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