元ヤオハン会長、和田一夫氏死去=90歳、国内外で流通業展開

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1997年に経営破綻した総合スーパー、ヤオハンジャパンの実質的な創業者で元会長の和田一夫(わだ・かずお)氏が19日午前2時54分、老衰のため、静岡県伊豆の国市の自宅で死去した。90歳だった。親族が29日明らかにした。神奈川県出身。葬儀は9月21日午前10時から伊豆の国市四日町528の2のJAハートフルメモリー韮山会館で。喪主は妻きみ子さん。

51年に日大経済学部を卒業後、静岡県熱海市で両親が営んでいた青果商を継ぎ、62年にヤオハンの前身となる食品スーパー「八百半デパート」の社長に就任。アジアを中心に積極的な海外出店を手掛け、国内外で幅広く事業を展開した。

95年には中国・上海に当時アジア最大の百貨店をオープン。一時は「流通業界の風雲児」と呼ばれたが、過大な投資負担が重荷となり、97年9月に約1600億円の負債を抱え、会社更生法の適用を申請し事実上倒産した。和田氏はこれを機に経営の一線から退いた。

ヤオハンは2000年にジャスコ(現イオン)の完全子会社となり、02年3月にマックスバリュ東海に社名変更した。

和田氏の母の故カツさんはNHKの連続ドラマ「おしん」のモデルとされる。

19日に死去した元ヤオハンジャパン会長の和田一夫氏=2018年7月(親族提供)19日に死去した元ヤオハンジャパン会長の和田一夫氏=2018年7月(親族提供)

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