内閣改造、9月10日が軸=二階、小泉氏の処遇焦点

政治・外交

安倍晋三首相が、内閣改造と自民党役員人事の日程について9月10日を軸に調整していることが、30日分かった。複数の政府・自民党関係者が明らかにした。就任から3年を超えた二階俊博幹事長の去就や、小泉進次郎厚生労働部会長が入閣するかが焦点だ。

首相は30日、官邸で岸田文雄政調会長と会談。この後、岸田氏は記者団から「人事の話か」と問われ、「いろんな話をした」と否定しなかった。

関係者によると、首相はロシア極東ウラジオストクから帰国後の9月10日に党役員人事を行った上で内閣を改造。同12日に副大臣・政務官の人事を行う方向で準備を進めているという。

首相は今回の人事について「安定と挑戦の強力な布陣」をテーマに掲げている。2012年末の第2次安倍内閣発足後、一貫して政権の屋台骨を支えてきた麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官は続投の見通しだ。

二階氏は2016年8月に幹事長に就任。党総裁任期を「連続3期9年まで」とする党則改正を主導するなど、政権運営に協力してきた。一方、野党から離れた議員を取り込んで派閥を拡大する手法は党内であつれきを生んでいる。一部では、副総裁で処遇する案が取り沙汰されている。

二階氏交代の場合、新たな幹事長に岸田氏を起用する案が浮上している。先の参院選では、地元広島を含めて岸田派の現職4人が落選、岸田氏は評価を落とした。それでも、党幹部によると「ポスト安倍」として首相の期待は変わらないという。

衆院当選4回の小泉氏は国民的な人気を誇り、将来の有力な党総裁候補。入閣すれば政権浮揚効果につながるとみられ、次期衆院選を控えた党内に待望論がある。ただ、小泉氏は首相と距離を置いており、首相も閣僚起用に慎重との見方がある。

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