旭日旗、持ち込み禁止を=東京五輪会場に-韓国で動き

政治・外交

【ソウル時事】日韓対立が深刻化する中、2020年東京五輪・パラリンピックをめぐり、韓国で旭日旗の五輪会場への持ち込み禁止を求める声が上がっている。韓国では旭日旗を「軍国主義の象徴」と捉える風潮が強く、国会議員は国際社会を通じて日本側に対応を迫る構えだ。

韓国国会の文化体育観光委員会は8月29日、国際オリンピック委員会(IOC)や東京五輪組織委員会などに五輪会場内への旭日旗の持ち込み禁止を求める決議を採択。決議では旭日旗をあしらった道具の持ち込みや応援は「帝国主義に侵略された国家の苦痛の記憶を刺激する」と指摘し、五輪の理念に合わないと訴えた。

東京五輪組織委は、旭日旗自体は政治的意味はないとして「持ち込み禁止にしていない」との立場。韓国メディアは「組織委が使用を認めた」(SBSテレビ)と指摘し、「旭日旗を振る大規模な応援が行われる可能性が高い」と懸念を示した。

文化体育観光委員会の安敏錫委員長(与党・共に民主党所属)は4日のラジオ番組で、ナチス・ドイツに政治利用された1936年ベルリン大会を引き合いに、東京五輪が「歴史上最も恥ずかしい大会になる」と主張。北朝鮮や中国と連携し、IOCに働き掛ける考えを明らかにした。

サッカーU20女子W杯の試合で、旭日旗を持って応援する観客(奥)=2012年9月、東京・国立競技場サッカーU20女子W杯の試合で、旭日旗を持って応援する観客(奥)=2012年9月、東京・国立競技場

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