過去最大の104兆9998億円=概算要求、社会保障費膨らむ-20年度予算

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財務省は5日、2020年度一般会計予算の概算要求総額が104兆9998億円で過去最大になったと発表した。高齢化による社会保障費の膨張などが主因で、19年度当初予算と比べ3兆5427億円(3.5%)増えた。10月の消費税増税後の景気対策が別枠で加わるため、当初予算が2年連続で100兆円を超えるのは確実だ。

概算要求総額が100兆円を上回ったのは6年連続。これまでの最大は19年度(102兆7658億円)で、財務省の査定を経た当初予算は101兆4571億円と、初めて100兆円の大台を超えた。

20年度の要求では、経済成長や人材育成につながる事業を対象とする「優先課題推進枠」に4兆3416億円が集まった。

省庁別に要求額を見ると、社会保障費の増大を受けて厚生労働省が過去最大の32兆6234億円。防衛省も宇宙やサイバー領域での対応強化などで5兆3223億円と最大だった。

5日記者会見した上野賢一郎財務副大臣は「財政規律が緩んだという指摘がないよう、『令和』にふさわしい質の高い予算にしたい」と語った。

一方、20年度の財政投融資計画の要求額は前年度当初計画比10.6%減の11兆7315億円。01年度の財投改革以降で最も低い水準となった。

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