母親に懲役11年求刑=「最低限の責任果たさず」-目黒女児虐待死事件で東京地裁

社会

東京都目黒区の船戸結愛ちゃん=当時(5)=が虐待死した事件で、必要な医療措置を受けさせなかったなどとして保護責任者遺棄致死罪に問われた母親の優里被告(27)の裁判員裁判の公判が9日、東京地裁(守下実裁判長)であった。検察側は「命を守るという親として最低限度の責任を果たさなかった」と強く非難、懲役11年を求刑し、結審した。判決は17日。

検察側は論告で、結愛ちゃんは目黒区に転居した2018年1月23日以降、父親の雄大被告(34)=同罪などで起訴=から過度な食事制限や暴力を受けたと指摘。体には170カ所以上の傷やあざがあり、死亡までの39日間で体重は約4キロ減ったとした。

優里被告について「夫を優先し虐待を容認した。児童相談所などの援助も自ら断った」と批判。結愛ちゃんがノートに「パパママ もうおねがいゆるして」など書き残した文章を引用し、「結愛ちゃんは逃げることも助けを求めることもできなかった。両親に未来を奪われた無念は計り知れない」と述べた。

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