国際情勢、官民で対処=財政再建に不満-中西経団連会長が復帰

経済・ビジネス

リンパ腫で病気療養中だった中西宏明経団連会長が9日、東京都内で3カ月半ぶりに記者会見を行い公務に復帰した。中西氏は最近の国際情勢について「不安定のひと言だ」と指摘。米中貿易摩擦や日韓関係、欧州の景気不安などの対処をめぐり、政府と足並みをそろえ指導力を発揮していく決意を示した。

中西氏は5月21日に入院。ここ数カ月の日韓関係に関し「大変難しい状況」との見方を示した上で、「経済界は現実にビジネスが動いており、それをうまく活用して両国関係を良い状態に持っていきたい」と述べた。

財政再建や社会保障制度改革をめぐる議論の進展状況については「政権に盾突くわけではないが経済界として不満はある」と指摘。「選挙がベースになるとずるずると行ってしまうが、やるべきことを着実に実行することが重要だ」と述べ、今後の経済財政諮問会議で持論を主張していく考えを示した。

記者会見する経団連の中西宏明会長=9日午後、東京都千代田区の経団連会館記者会見する経団連の中西宏明会長=9日午後、東京都千代田区の経団連会館

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース 経済団体