防災・減災「最重要の課題」=計画的な対策推進-赤羽国交相

政治・外交

赤羽一嘉国土交通相は12日、時事通信などのインタビューで、全国的に大規模な災害が相次いでいる状況を受け、「被害を最小化することが、政治の最重要の課題だ」との認識を示し、防災・減災対策に全力を挙げる考えを強調した。その上で、国と自治体が連携し、対策の実効性を高める必要性を指摘した。主なやりとりは次の通り。

-重点を置く課題は。

国民の命を守る観点で、防災・減災をメインにやらなければならない。災害が起きた時に被害を最小化することが、政治の最重要の課題だ。2020年度までの3年間は緊急対策として特別な予算を用意している。国と県、市町村がばらばらに取り組むのではなく、各地域で優先度や計画性を持って、効率的に進めないといけない。

-東京五輪・パラリンピックに向け、どのように取り組むか。

懸念材料となっている円滑な輸送の確保や宿泊施設が足りるのか、しっかり取り組みたい。パラリンピックも比重が大きい。障害を持たれている人の視線に立ち、もう一度総点検をしてできることをやりたい。外国人も多く訪れるので多言語対応の受け入れ環境も充実させ、「日本っていいな、また来たいな」と思ってもらえる大会にしたい。

-リニア中央新幹線の建設で、大井川の流量減少を懸念する静岡県とJR東海が対立している。

JR東海と静岡県が(双方)納得する形で対応してもらいたいし、国としても関係者によって検討が円滑かつ迅速に進められるよう、環境を整備したい。東京(品川)と名古屋が40分で結ばれるのは画期的なことで、何とかうまく進めてもらいたい。

-赤字が続いているJR北海道に対し、どのような支援を行うか。

JR北には昨年7月に経営改善に向けた監督命令を出し、2年間で400億円超の支援を実施している。21年度以降は決まっていないが、どう経営改善していくのか、自治体もどう支えるのか、しっかり(取り組みを)求めながら適切に対応したい。展望がないわけでなく、北海道は観光の魅力がある地域。知恵を出していかなければならない。

インタビューに答える赤羽一嘉国土交通相=12日午後、東京・霞が関の国土交通省インタビューに答える赤羽一嘉国土交通相=12日午後、東京・霞が関の国土交通省

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