諫早干拓、差し戻し=開門めぐるねじれ解消せず-訴訟長期化へ・最高裁

社会

国営諫早湾干拓事業(長崎県)で、国が漁業者に潮受け堤防排水門の開門を強制しないよう求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第2小法廷(菅野博之裁判長)は13日、国側勝訴とした二審福岡高裁判決を破棄し、審理を同高裁に差し戻した。「開門を強制することが権利の乱用となるか、さらに審理を尽くさせる」と述べた。4裁判官全員一致の意見。

事業をめぐる一連の訴訟では、国に「開門」と「非開門」の相反する義務を課した判決が確定している。最高裁判決で司法判断のねじれは解消されず、訴訟はさらに長期化することになった。

上告審判決のため最高裁判所に入る漁業関係者ら=13日午後、東京都千代田区上告審判決のため最高裁判所に入る漁業関係者ら=13日午後、東京都千代田区

諫早湾干拓事業で建設された潮受け堤防北部排水門=2013年12月、長崎県諫早市側から撮影諫早湾干拓事業で建設された潮受け堤防北部排水門=2013年12月、長崎県諫早市側から撮影

諫早湾の潮受け堤防。右側に有明海が広がる=2014年9月撮影諫早湾の潮受け堤防。右側に有明海が広がる=2014年9月撮影

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