復旧までに最長2週間=千葉県内で16万戸なお停電-東電

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東京電力パワーグリッドの金子禎則社長は13日夜記者会見し、台風15号の被害を受けた千葉県内の停電について、ほぼ全域での復旧にはなお最長で2週間かかるとの見通しを示した。同日深夜の時点で約16万5500戸で停電が続く。金子社長は住民らに陳謝するとともに「一刻も早く復旧できるよう最大限努力する」と理解を求めた。

東電は復旧までの日数見通しに基づき、千葉県内を3地域に分類。成田市や市原市など中・北部19自治体の停電は午後3時時点で約7万戸に上り、復旧まで長くて3日かかる。約7万戸が停電している君津市やいすみ市など中・東部18自治体では1週間が、約5万戸の鴨川市や南房総市など南部4自治体では2週間が、それぞれ必要と見込んだ。倒木などの被害が激しい地域で作業が難航しており、停電は南部を中心に長引いている。

東電側は当初、11日中に全面復旧する見通しを示していたが、時間の経過に伴ってずれ込んだ。金子社長ら幹部は台風15号が過去に例のない強さだったとして、予想を上回る規模の倒木や電線損傷が発生したと説明。これまでの経験に基づく回復予想がうまく機能しなかったと釈明した。台風直撃を受け停電が20日程度に及ぶ可能性があり、問題の検証は必至となる。

安倍晋三首相は13日の閣僚懇談会で停電の全面復旧に全力を挙げるよう指示。これを受け、経済産業省は同日、停電被害対策本部を設置した。菅原一秀経産相は会見で、電力各社の復旧要員が5千人増え、1万6000人態勢で作業を加速させていると強調した。

千葉県によると、13日午後の時点で県内2万9000戸が断水となっている。電気が復旧した地域で水道の使用が増え、新たな断水も生じたという。

電話やインターネットの通信障害も全面復旧には至っていない。NTT東日本によると、13日午前の時点で千葉県内の固定電話約5000回線が通じにくい状況となっている。

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