「包容力と力強さ」=北朝鮮など課題は六つ-茂木外相

政治・外交

茂木敏充外相は18日、時事通信などのインタビューで、自らの外交方針として「包容力と力強さ」を掲げた。具体的には、北朝鮮問題、北方領土問題を含む日ロの平和条約締結交渉など六つの課題に重点的に取り組む考えを示した。主なやりとりは次の通り。

-「茂木外交」をどう展開するか。

安倍晋三首相が展開してきた「地球儀を俯瞰(ふかん)する外交」をさらに前に進めるため、包容力と力強さを兼ね備えた外交を展開したい。日本がリーダーシップと行動力を発揮し、事に臨んでは毅然(きぜん)と対応を取る。

日米同盟をさらに強化し、北朝鮮をめぐる諸懸案への対応、中国、韓国、ロシアといった近隣諸国外交、緊迫する中東情勢への対応、経済外交、地球規模課題への対応といった六つの課題に焦点を当て、新たな一歩を踏み出したい。

-日韓関係悪化を踏まえ、早期に首脳会談を開催すべきか。

現時点で、日韓の首脳会談、外相会談について決まったものはない。もちろん外相同士、外交当局間の意思疎通は継続していく。

-在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)に関する現行の特別協定が2021年3月に期限を迎える。

交渉は始まっていない。現在、在日米軍の駐留経費は日米両政府の合意に基づいて適切に分担されていると考えている。

-米国が参加を呼び掛ける「海洋安全保障イニシアチブ」への対応の判断時期については。

総合的に判断する。

-ロシアとの平和条約交渉が停滞しているが。

まず、交渉責任者であるラブロフ外相とできるだけ早く話がしてみたい。

-北朝鮮問題にはどう臨むか。

拉致問題の解決に向けてはわが国自身が主体的に取り組むことが必要だ。冷静な分析の上に、あらゆるチャンスを逃すことなく、果敢に行動していきたい。

-自民党の次期総裁選に出馬する考えは。

外相として課題が山積する険しい新たな頂きにチャレンジすることになった。その頂きに立ったときに、その先にどんな景色が見えるか、楽しみにしている。

インタビューに答える茂木敏充外相=18日午後、外務省インタビューに答える茂木敏充外相=18日午後、外務省

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース 政府・内閣