小泉語、政権内に懸念も=野党「意味不明」と批判

政治・外交

小泉進次郎環境相の発言が物議を醸している。気候変動問題への取り組みの必要性を「セクシー」と表現し、野党が「意味不明」などと批判。原発問題への対応でも具体性を欠く発言が相次ぐ。政府・与党内からも、答弁能力を不安視する声が出始めた。

「気候変動のような大きな問題は、面白く、クールでセクシーでなければならない」。小泉氏は22日、訪問先の米ニューヨークで海外メディアと記者会見し、独特の「小泉語」で地球温暖化対策への意気込みを語った。

小泉氏は環境相に就任後、有力な「ポスト安倍」候補として、その言動に一段と注目が集まっている。ただ、個別の政策をめぐっては、踏み込みを避ける姿勢が目立つ。

東京電力福島第1原発事故に伴う汚染土の処理を記者団に問われ、小泉氏は「30年後の自分は何歳かを(東日本大震災の)発災直後から考えていた」などとはぐらかした。放射性物質を含む処理水の処分に関する質問にも、福島県内の漁協関係者と「ノドグロ」の話題で盛り上がったエピソードを披露し、けむに巻いた。

10月4日召集の臨時国会では、閣僚としての答弁能力が本格的に問われる。自民党幹部は「あの答弁では国会が持たない」と指摘。公明党幹部も「もっと勉強しないと野党に突っ込まれる」と懸念する。

小泉氏は官僚が用意した原稿を読まない場面も多い。政府関係者は「あの調子で話したらどんどんぼろが出る」と不安を口にした。

野党は手ぐすね引いている。立憲民主党の福山哲郎幹事長は「セクシー」発言について「意味が分からない」と酷評。共産党の小池晃書記局長も「大臣としての資質、資格に関わる」と指摘、臨時国会で追及する考えを示した。

国連総会に併せて開かれる「国連気候行動サミット」などに出席するため、ニューヨークへ出発する小泉進次郎環境相=21日、成田空港国連総会に併せて開かれる「国連気候行動サミット」などに出席するため、ニューヨークへ出発する小泉進次郎環境相=21日、成田空港

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース 政府・内閣