宇宙開発で日米協力=竹本科技相

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竹本直一科学技術担当相は27日、時事通信などのインタビューに応じ、宇宙開発分野について、中国の台頭を念頭に、日米協力を強化する考えを示した。主なやりとりは次の通り。

-日本のIT企業が「GAFA」と呼ばれる巨大IT企業と競争するために必要な対策は。

日本の特性を生かした対応をすべきだ。例えば金型技術など日本人しかできない技術がある。日本の特長を伸ばしていけば日本の存在感は大きくなる。「GAFA」が大量にデータを集めていることへの対応は必要だが、加えて日本の特性を生かせばいいのではないか。

-原発を計画通り廃炉にする上で、何が重要か。

諸外国の廃炉例を参考にすべきだ。わが国はそれと同じことをやって、完全に安全だと説明すれば、風評被害を不安に思う人も納得してもらえるのではないか。

-宇宙産業の発展に向け何をすべきか。

日米協力を基本としつつ、日本の存在感を高めていかないといけない。先日、米航空宇宙局(NASA)のブライデンスタイン長官から2024年までに再び月面着陸を目指す「アルテミス計画」を一緒にやりたいと言われた。われわれもぜひ一緒にやりたい。中国という競争相手がいることを念頭に置き、しっかりと計画を立てて成果を挙げ、日本も米国も宇宙開発の世界で大きい存在感を確保できるようにする必要がある。

-民間の宇宙関連企業をどう育成するか。

公的な金融機関もあるが、諸外国では先端技術を使って新ビジネスを開拓するベンチャー企業と資金を提供したい人との出会いの場を、政府ではなく民間団体がつくっている。日本もやがてそうなると思う。そういう場がリスクマネーの供給に必要だ。

インタビューに答える竹本直一科学技術担当相=27日午後、東京都千代田区インタビューに答える竹本直一科学技術担当相=27日午後、東京都千代田区

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