建設現場監督に負担=心の病で自殺多く-過労死白書

政治・外交

政府が1日閣議決定した2019年の「過労死等防止対策白書」では、建設業で現場監督への負担が重く、心の病を発症して自殺に追い込まれる事案が多いことが明らかになった。メディア業界では若年者の自殺が多い。建設とメディアは18年に決定した新たな過労死防止大綱で重点業種に追加した。白書はストレス軽減に向け職場環境の改善が重要としている。

10年1月から15年3月に労災認定した事案を調べたところ、建設では仕事による心の病で自殺(未遂を含む)した54人のうち、現場監督・技術者らが30人と半数強を占めた。原因では長時間労働が6割強と最多で、「仕事量の変化」「2週間以上の連続勤務」「上司とのトラブル」が続いた。

同期間にメディアでは心の病で30人が労災認定を受けた。このうち、29歳以下が11人、30代が8人で、自殺の4件はいずれも29歳以下だった。若年層は疲労の蓄積度が高く、長時間残業や業務量の多さ、不規則勤務に悩む傾向があるという。

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