日新丸が帰港=商業捕鯨再開初年度、枠ほぼ消化

政治・外交

31年ぶりに再開した商業捕鯨で、捕鯨母船「日新丸」が4日、今年の操業を終えて下関港(山口県下関市)に戻った。3カ月間でニタリクジラ187頭など、年内の捕獲枠をほぼすべて消化。関係者からは「順調にスタートした」(江藤拓農林水産相)と成果に満足する声が上がった。

7月1日に下関港から出航した日新丸は、愛知県南方沖などで、ニタリのほか、イワシクジラ25頭、ミンククジラ11頭を捕獲。ミンクは上限に届かなかったが、ニタリとイワシは枠の上限に達した。船内で冷凍した鯨肉など約1430トンのうち、約370トンは既に仙台港(仙台市)で荷下ろししており、残りの約1060トンは5日から下関港で水揚げする。

一方、こうした沖合業者と同様に7月から各地の沿岸で商業捕鯨を手掛けている小型の捕鯨業者らも既に、ミンクを上限いっぱいの33頭まで捕獲し、今年の漁をほぼ終えている。日本小型捕鯨協会(福岡市)の貝良文会長は「サイズも大きくておいしいものが取れた。(市場での鯨肉の)値段も良かった」と評価した。

今年の操業を終え、下関港に戻った捕鯨母船の日新丸=4日、山口県下関市今年の操業を終え、下関港に戻った捕鯨母船の日新丸=4日、山口県下関市

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