2年半ぶり閣僚参拝復活か=17日から靖国例大祭

政治・外交

靖国神社の秋季例大祭が17日から始まる。先の内閣改造で、高市早苗総務相ら安倍晋三首相に近い保守派が入閣。閣僚の参拝は2017年春から途絶えているが、2年半ぶりに復活する可能性が取り沙汰されている。参拝すれば中韓両国の反発が予想され、影響を懸念する声が出ている。

西村明宏官房副長官は8日の記者会見で、靖国参拝について「個人の信教の自由に関する問題で、政府として立ち入るべきでない」と述べるにとどめた。首相は12年の政権復帰後、13年12月の参拝を除き、年2回の例大祭では参拝せず、祭具の真榊(まさかき)を奉納してきた。閣僚の参拝も17年春の高市総務相(当時)を最後に確認されていない。

高市氏は前回在任時、春秋の例大祭や終戦記念日に欠かさず参拝。9月に再び総務相に就任した際のインタビューでは、参拝するかは「個人のスケジュールの問題だ」として明言を避けた。

衛藤晟一沖縄・北方担当相も前任の首相補佐官時代に参拝を続けてきた。初入閣後のインタビューでは「まだ決めていないが、慎重に検討したい」と述べた。

例大祭は20日まで。22日の「即位礼正殿の儀」には中韓両国を含む各国要人が参列し、来春には中国の習近平国家主席の来日も控えている。与党内からは「せっかく好転してきた日中関係に水を差さないでほしい」(公明党幹部)と自制を求める声が上がっている。

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