台風被害、死者79人に=なお10人不明、夜通し捜索-東北、週末に大雨恐れ

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台風19号による記録的な大雨による死者は増え続け、16日までに12都県で計79人に上った。福島や神奈川など6県では計10人の行方が分かっていない。警察や消防、自衛隊などは24時間態勢で救助、捜索を急ぎ、道路の寸断で孤立する地域の住民への支援も継続している。

東北地方太平洋側で今週末、大雨となる恐れがあり、これまでの浸水被害で地盤が緩んだ地域などに対し、気象庁が注意を呼び掛けている。

政府によると、宮城県丸森町の新川や福島県矢吹町の阿武隈川など、7県の59河川で堤防90カ所の決壊が確認された。床上浸水などの住宅被害は1万5000棟超に上り、土砂を含んだ家具や畳など大量の災害廃棄物が発生している。

16日朝の時点で、通行止めとなっている直轄国道は4路線8区間。岩手県宮古市、宮城県石巻市、福島県郡山市などの区間で土砂流入や盛り土崩落などが確認されている。東京都八王子市や山梨県大月市などでも通行止めが続く区間がある。

16日午後3時現在、全国約8220戸で停電が続く。13都県の11万5812戸で断水も確認されているが、冠水で状況把握が困難な地域もあり、断水箇所はさらに多い可能性もある。

福島県本宮市や栃木県佐野市、水戸市など10県49市町村で、災害ボランティアセンターが開設されている。

千曲川の氾濫による浸水で、道路に泥水が残る長野市の穂保地区=16日午後千曲川の氾濫による浸水で、道路に泥水が残る長野市の穂保地区=16日午後

千曲川堤防の決壊箇所近くで、流されて家屋がなくなった場所に立ち尽くす男性=16日午後、長野市千曲川堤防の決壊箇所近くで、流されて家屋がなくなった場所に立ち尽くす男性=16日午後、長野市

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