政府、即位礼合わせ恩赦実施=復権令・特別基準を施行

政治・外交

政府は22日、天皇陛下の即位の礼の中心儀式「即位礼正殿の儀」に合わせ、恩赦を実施した。罰金刑を受けて3年たった約55万人を対象とする「復権令」と、個別恩赦を今後進めていくための「特別恩赦基準」を官報に掲載、即日施行した。

国の慶弔事に合わせた恩赦は、天皇、皇后両陛下のご結婚以来26年ぶり。犯罪被害者重視の流れが強まっている上、国民の間では恩赦への抵抗感も強いため、政府は今回、恩赦の対象を平成の代替わりの時より絞り込んだ。

復権令は(1)言い渡された刑が罰金刑のみ(2)21日までに刑の執行終了から3年以上経過している-との要件を定め、該当者を一律に「復権」の対象とした。該当者は罰金刑で失った医師や看護師などの免許取得資格が回復され、公職選挙法違反で罰金刑を課された場合は公民権も復活した。

約55万人のうち約8割は交通関係法令違反者で、公選法違反者は約430人という。

特別恩赦基準には中央更生保護審査会が個々に審査する「個別恩赦」の要件を記した。罰金刑を受けてから3年に満たなくても、就職や結婚の障害になっている場合は復権を認める。病気などで懲役刑や禁錮刑の執行を長期間停止されていれば「刑の執行の免除」の対象とする。

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