マラソン札幌開催は「決定事項」=IOCコーツ氏が小池都知事と会談

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2020年東京五輪マラソン、競歩の札幌開催案について、国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ調整委員長と小池百合子東京都知事が25日、東京都庁で会談した。コーツ氏は会談後、記者団に「意思決定はされている。(レースが)東京に戻ることはない」と明言した。

小池都知事は会談の冒頭で「一生懸命、準備に励んできた。東京で行う気持ちに変わりはない」と述べ、30日から都内で開かれるIOC調整委員会で議論していきたいとの考えを示した。

また札幌移転に伴う経費の負担に関し、コーツ氏は「予定しない状況に備えた偶発(事態)の資金がかなりあるはずだ」と述べ、予算計画で準備されている予備費を充てるべきだとの考えを示した。その上で「財務的にマイナスの影響があればIOCに伝えてほしい」と話した。

大会組織委員会が昨年12月に公表した大会経費の予算計画第3版では、組織委と都、国の3者が分担する総額は1兆3500億円。この他、予期せずに発生しうる事態などに対処する予備費として1000億~3000億円を準備している。

コーツ氏はIOCが札幌移転を決めた理由として、酷暑のドーハで行われた世界陸上で途中棄権者が続出し、記録も低調だった点を指摘。「IOCはショックを受けた。アスリートの健康を常に念頭に置き、コース変更を決定した」と語った。

会談前に握手する小池百合子東京都知事(左)とIOC調整委のコーツ委員長=25日午後、都庁会談前に握手する小池百合子東京都知事(左)とIOC調整委のコーツ委員長=25日午後、都庁

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