鉄鋼過剰、延長合意できず=中国反対で新たな枠組み-閣僚会合

経済・ビジネス

鉄鋼の過剰生産問題を日米欧や中国など主要33生産国・地域で協議する「国際フォーラム」の閣僚会合が26日、東京都内で開かれた。焦点だった活動期間の延長は中国の反対を受け、当初予定に従い12月に終了することになった。日本は議長声明を出し、欧州連合(EU)などと多国間による新たな枠組みを設け、議論を継続する方針を表明した。

中国商務部高官は会合後、「(多国間による)交流と協力を引き続き支持する」と述べ、新たな枠組みとの連携の可能性に言及した。

議長を務めた梶山弘志経済産業相は記者会見で「今後もあらゆる努力を続ける。中国とも2国間の連携を強化する」と説明。中国にハイレベル対話の開催を要請したことを明らかにした。

議長声明は、世界的な鉄鋼過剰生産問題が改善したと指摘しつつ「過剰生産能力は(引き続き)根強く存在しており、さらなる取り組みが必要だ」と強調。ただ、「フォーラムは目的を達成した」と中国が主張したことで、活動延長には合意できなかったと指摘した。

新たな枠組みに関しては、20カ国・地域(G20)加盟国に限らず、多くの国が参加できる「開かれたプラットフォーム」を目指す方向性を打ち出した。

鉄鋼過剰生産問題を協議する「国際フォーラム」の閣僚会合後、議長会見で結果を説明する梶山弘志経済産業相(中央)=26日夜、東京都文京区鉄鋼過剰生産問題を協議する「国際フォーラム」の閣僚会合後、議長会見で結果を説明する梶山弘志経済産業相(中央)=26日夜、東京都文京区

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