南極移動基地お披露目=将来は月面にも-JAXAなど

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宇宙航空研究開発機構(JAXA)と国立極地研究所、ミサワホームなどは29日、南極での輸送や組み立てが可能な居住ユニットを公開した。11月に観測船「しらせ」で南極・昭和基地に輸送し、来年2月から9月にかけて昭和基地で越冬隊員らが利用。その後、雪上車で内陸のドームふじに運び、居住空間として利用する。

居住ユニットは、将来の月面基地建設に向けた要素技術の一環として、JAXAとミサワホームなどが開発。実際に南極で利用し、機能の検証や今後の課題を抽出する。

ユニットは輸送用コンテナと同じ長さ約6メートル、幅約2.4メートル、高さ約3メートル。二つのユニットを現地で組み合わせ、約33平方メートルの一つの部屋にできる。

建築の専門家ではない観測隊員や宇宙飛行士が組み立てられるよう、ユニット同士の位置決めや接合が簡易化されているほか、太陽高度が低い南極用に太陽光発電パネルを壁面に設置。蓄熱や断熱機能も高めた。

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