米海兵隊、飛行中に読書=16年にも事故、公表せず―高知沖墜落調査

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昨年12月に高知県沖で墜落事故を起こした岩国基地(山口県)所属の米海兵隊の部隊内で、飛行中の読書や自撮りなどの規則違反が横行していたことが5日、米軍の調査報告書から分かった。事故機の乗員らの尿からは睡眠導入剤の成分が検出されていた。同じ部隊が2016年にも空中接触事故を起こしていたのに公表せず、防衛省にも報告していなかったことも判明した。

墜落事故は18年12月6日、高知県沖で発生。FA18戦闘攻撃機とKC130給油機が夜間の空中給油中に接触し、ともに墜落して乗員6人が死亡した。

報告書によると、同部隊の複数の隊員が飛行中に酸素マスクを外し、操縦桿(かん)から両手を離して本を読んだり、ひげを整えたりしていた。自撮り画像をインターネット交流サイト(SNS)で共有していた例も見つかった。事故機の乗員ら2人の尿からは、飛行任務に適さない睡眠導入剤の成分が検出された。

16年4月28日には沖縄県の嘉手納基地沖で、FA18が給油機と空中接触し、給油ホースを切断する事故が起きていた。海兵隊は当時、事故レベルを下から2番目のクラスCと認定し、公表も調査もしていなかった。

酸素マスクを外し、操縦桿(かん)から手を離して本を読む乗員(米軍の調査報告書から)酸素マスクを外し、操縦桿(かん)から手を離して本を読む乗員(米軍の調査報告書から)

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