韓国、日本と対話の背景に米圧力か=軍事情報協定破棄が重荷

政治・外交

【ソウル時事】韓国政府は最近、日本との対立解消への糸口を探るため、対話姿勢を強めており、4日のバンコクでの安倍晋三首相と文在寅大統領の対話も韓国側が呼び掛けたと説明している。背景には軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の終了期限が迫る中、日米韓の安保協力への影響を懸念する米政権の意向があるとみられる。

文氏は5日、「安倍氏とは対話の始まりになり得る、有意義な会合を行った」とツイッターに投稿した。文氏は10月、安倍氏と会談した李洛淵首相を通じ、首脳会談を希望する親書を送るなど、働き掛けを強めている。8月に破棄を決めたGSOMIAが今月22日限りで失効するのを控え、協定終了の責任を押しつけられるのを回避したい思惑がにじむ。

韓国政府は当初、GSOMIA破棄をてこに日本側に圧力を加え、譲歩を誘う狙いだったもようだ。だが、北朝鮮のミサイル発射を韓国政府より早く発表するなど、日本政府はGSOMIAが終了しても危機対応に問題はないとの姿勢を強調。「(韓国政府は)日本の態度に当惑している」(韓国紙・朝鮮日報)と批判する声も上がっている。

4日、バンコクで、安倍晋三首相(右)の前を通り過ぎる韓国の文在寅大統領(ロイター時事)4日、バンコクで、安倍晋三首相(右)の前を通り過ぎる韓国の文在寅大統領(ロイター時事)

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