大手7商社の中間決算、4社が減益=石炭・非鉄の市況低迷

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大手商社7社の2019年9月中間連結決算が6日、出そろった。米中貿易摩擦に端を発する世界的な景気減速懸念から石炭や非鉄などの市況が低迷し、4社の純利益が前年同期に比べ減少した。

石炭価格の下落が逆風となった住友商事は、マダガスカルのニッケル鉱山の不振もあり15%の減益。丸紅は傘下の米穀物大手ガビロンの不適切会計の処理が響き、26%減った。

三菱商事は、オーストラリアの原料炭事業の不調に加え、シンガポール子会社が原油取引で342億円の損失を発生させた影響で21%減。増一行最高財務責任者は「厳しい結果になった」と述べた。

一方、伊藤忠商事は鉄鉱石価格の高止まりで金属部門が好調だった。紙パルプや物流などの事業も順調で、中間期として過去最高益を記録。同様に金属関連の事業が好調な三井物産も増益を確保した。

◇大手商社の連結純利益

2019年9月中間実績       20年3月期予想

伊藤忠商事    2,890( 12.0)      5,000

三菱商事     2,423(▲21.6)      5,200↓

三井物産     2,341(  5.1)      4,500

住友商事     1,524(▲15.0)      3,000↓

丸紅       1,117(▲26.4)      2,400

豊田通商       791(  0.7)      1,500

双日         295(▲20.5)        720

(注)単位億円。カッコ内は前年同期比増減率%、▲はマイナス。↓は下方修正。

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