国民投票法改正、自民が今国会断念=野党反対、21日の衆院憲法審開催見送り

政治・外交

自民党は20日、憲法改正国民投票の利便性を高める国民投票法改正案について、今国会での成立を見送る方針を固めた。立憲民主党など主要野党は同日の幹事長・書記局長会談で、今国会採決を阻止し、継続審議を求める方針を確認。与党は先に採決を強行しないと決めており、来年1月召集の通常国会で改めて成立を期すことにした。

与党は20日の衆院憲法審査会の幹事懇談会で21日採決を提案。ただ、主要野党は国民投票に関するCM規制の議論を優先すべきだとの立場を変えず、採決後の議論を求める与党と溝は埋まらなかった。与野党は21日の審査会開催を見送ることを決めた。

自民党の森山裕国対委員長と立憲民主党の安住淳国対委員長は断続的に協議し、改正案に関して「今国会で継続して議論を行う」ことを確認した。

今国会会期は12月9日まで。21日に衆院審査会を開かないことにより、憲法審の定例日は衆参とも残り2回。自民党は今国会成立に必要な審議日数を確保できないと判断した。

一方、日本維新の会の馬場伸幸幹事長は記者会見で、「野党の相変わらずの妨害作戦、与党側も本当にやる気があるのか」と批判。衆院憲法審の定例日が木曜日と決められていることについて「定例日以外でも議論することは可能だ。(国会)閉会中でも議論ができる」と述べた。

会談に臨む立憲民主党の安住淳国対委員長(中央左)と自民党の森山裕国対委員長(同右)ら=20日午後、国会内会談に臨む立憲民主党の安住淳国対委員長(中央左)と自民党の森山裕国対委員長(同右)ら=20日午後、国会内

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