日米貿易協定「不十分」=追加交渉で拡充を―米議会

政治・外交

【ワシントン時事】米下院歳入委員会の通商小委員会は20日、日米両国が10月に署名した貿易協定をめぐり公聴会を開いた。議員らは農産品や工業製品のうち対立の小さい関税分野に限定した同協定は「不十分」と指摘。より包括的な協定をにらむ第2段階の交渉で、コメや一部乳製品、通貨安誘導を封じる規定などを扱うよう求める声が出た。

証人として出席したベッター元米通商代表部(USTR)首席農業交渉官は、今回除外されたコメ、新たな米国枠が見送られたバターや脱脂粉乳、食品安全などの非関税障壁を念頭に「日本とのより包括的な合意を求めるべきだ」と訴えた。

全米自動車労組(UAW)幹部は、対米輸出に有利となる通貨安誘導を防ぐ規定が今回含まれなかったことに不満を示し、同規定は「日本や他国と結ぶどの協定でも重要だ」と強調した。貿易赤字削減のための輸入台数制限にも言及した。

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