財政再建「低金利に安住せず」=楽観論けん制―予算建議

政治・外交

財政制度等審議会(財務相の諮問機関)は25日、2020年度予算編成に関する建議(意見書)を取りまとめた。財政再建の重要性を強調した上で、「低金利環境に安住できない」と指摘。再建議論の先送りにつながる楽観論をけん制した。

榊原定征会長は同日、麻生太郎財務相に建議を提出した。

日銀の大規模金融緩和による低金利下では国債の利払い費が抑えられ、国の借金は膨らみにくい。これに対し、建議は「低金利の恩恵を享受できるのは、財政への信認が大前提」と強調。低金利環境が継続することを前提にしても、25年度に基礎的財政収支を黒字化するとの財政再建目標を堅持するよう訴えた。

榊原会長は建議提出後の記者会見で、「(目標達成に)ハードルがあることは認識している」としつつ「ありとあらゆる努力をするという考えは継続する」と強調した。

財政制度等審議会の榊原定征会長(左)から建議を受け取る麻生太郎財務相=25日午前、財務省財政制度等審議会の榊原定征会長(左)から建議を受け取る麻生太郎財務相=25日午前、財務省

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