東北3県の中小企業支援=金融庁、復興へ専門人材紹介

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金融庁は28日、岩手、宮城、福島3県の中小企業と、海外販路開拓や人材育成などに詳しい首都圏の大企業OBらを結び付ける交流会を開いた。東京都内で直接交流したほか、各県の会場とテレビ会議システムでつなぐ相談スペースも設けて、幅広く情報を提供。人材難に悩む地方の中小企業に専門の知見を共有してもらい、経済活性化と復興を後押しする。

交流会では、3県の信用金庫などの取引先約40社の相談に、海外営業や財務、人事などの経験が豊富な首都圏企業OBら約100人が応じた。上京した福島県南相馬市の鋳物会社社長は、大手証券OBから販売拡大策などを熱心に聞き取り、融資元のあぶくま信金の担当者は「風評被害は根強い。交流で打開につながれば」と話した。

このほか、テレビ会議では仙台市で住宅改装や遺品整理などの「便利屋」を営む男性業者に、銀行OBがフランチャイズ展開のノウハウを伝授する場面も見られ、幅広く持ち込まれた相談に活発なやりとりが続いた。

東北3県の中小企業を支援する交流会で専門家に相談する福島県の鋳物会社社長(右)=28日、東京都内東北3県の中小企業を支援する交流会で専門家に相談する福島県の鋳物会社社長(右)=28日、東京都内

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