東郷ゆかりのイチョウが「帰郷」=来春、鹿児島などへ―英で式典

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【ロンドン時事】19世紀後半、英西部ウェールズの造船所で旧日本海軍の軍艦「比叡」が建造された際、日本から感謝の印として地元に寄贈され、大木に成長したイチョウの苗木が今月、日本に「帰郷」する。ロンドンの日本大使公邸で6日、式典が行われた。

地元ペンブロークドックでは、この木は当時英国に留学し、比叡に乗って帰国した後の元帥、東郷平八郎にちなみ「東郷ゆかりのイチョウ」として語り継がれてきた。帰郷プロジェクトはウェールズの郷土歴史家デービッド・ジェームズ氏(81)が主導した。

苗木はウェールズ国立植物園で2年ほどかけ、約30株が育成された。23日ごろに空路日本に到着。広島市植物公園で気候・環境に順応させた後、来春ごろ旧軍港都市の広島県呉市、京都府舞鶴市、長崎県佐世保市、神奈川県横須賀市のほか、東郷元帥の出身地である鹿児島市や東郷神社(東京都渋谷区)などに移送される。

東郷平八郎ゆかりのイチョウ苗木を前に、長嶺安政駐英大使(前列左端)らと記念撮影に応じる郷土歴史家デービッド・ジェームズ氏(同左から2人目)=6日、ロンドンの日本大使公邸東郷平八郎ゆかりのイチョウ苗木を前に、長嶺安政駐英大使(前列左端)らと記念撮影に応じる郷土歴史家デービッド・ジェームズ氏(同左から2人目)=6日、ロンドンの日本大使公邸

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