出品の記憶媒体3900個=データ消去会社が謝罪―HDD流出

社会

神奈川県庁の行政文書を保存したハードディスクドライブ(HDD)が転売された問題で、HDDのデータ消去を請け負った情報機器再利用会社「ブロードリンク」(東京都中央区)社長らが9日、東京都内で記者会見し、陳謝した。HDDを持ち出した元従業員高橋雄一容疑者(51)=別の窃盗容疑で逮捕=が出品した記憶媒体などは3900個余りに上ると明らかにした。

同社によると、高橋容疑者は2016年の入社以降、ヤフーオークションとメルカリにHDDやUSBメモリーなどを出品していた。同社は6日付で同容疑者を懲戒解雇した。

不正な持ち出しを防ぐための従業員への手荷物検査は、不定期にしか実施していなかったという。現時点で、神奈川県庁以外に被害を受けた省庁や企業は特定できておらず、同社は転売品と過去の商品記録を突き合わせ、確認を急ぐ。

榊彰一社長は「管理体制の問題で重要なデータが流出し、心より深くおわび申し上げる」と謝罪。再発防止策を講じるまで少なくとも約1カ月間、営業を自粛すると述べた。その上で辞任するという。また、出品された記憶媒体を落札した可能性のある複数の人物から連絡を受けたとし、「心当たりのある方は社へ連絡してほしい」と呼び掛けた。

行政文書を保存したハードディスクが流出した問題をめぐり、記者会見で謝罪するブロードリンクの榊彰一社長(中央)ら=9日午後、東京都千代田区行政文書を保存したハードディスクが流出した問題をめぐり、記者会見で謝罪するブロードリンクの榊彰一社長(中央)ら=9日午後、東京都千代田区

行政文書を保存したハードディスクが流出した問題で、記者会見するブロードリンクの榊彰一社長(左)ら=9日午後、東京都千代田区行政文書を保存したハードディスクが流出した問題で、記者会見するブロードリンクの榊彰一社長(左)ら=9日午後、東京都千代田区

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