茂木外相、17日から初訪ロ=「領土」仕切り直し

政治・外交

茂木敏充外相は17~21日の日程でモスクワを訪れ、ロシアのラブロフ外相と会談する。本格的な平和条約締結交渉に茂木氏が臨むのは今回が初めてで、停滞する北方領土問題をめぐり仕切り直しを図る。9月以降開かれていない首脳会談の日程も調整する。

茂木氏の訪ロは就任後初。外相会談は19日に行われる。ラブロフ氏とはこれまで2回顔を合わせているが、いずれも国際会議の場での短時間のやりとりにとどまっている。

北方領土をめぐっては主権や歴史認識に関して日ロ双方の対立が続く。11月にチリでのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせ安倍晋三首相とプーチン大統領の会談を予定していたが、同会議中止により流れた。

茂木氏は、ロシア側の関心が高い北方四島での共同経済活動をまず早期に具体化し、領土問題の前進につなげる戦略を描く。今秋に日本人向けの試験的な観光ツアーが初めて行われており、来春にも本格実施に移れるよう外相会談でも協議したい考えだ。18日にはオレシキン経済発展相と共同議長を務める「貿易経済政府間委員会」も開く。

ロシア訪問に先立ち、スリランカ、スペイン歴訪に出発した茂木敏充外相=12日、成田空港ロシア訪問に先立ち、スリランカ、スペイン歴訪に出発した茂木敏充外相=12日、成田空港

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