障害者虐待、最多2745件=18年度、「積極的な報告」も一因―厚労省

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2018年度に全国の市区町村などが確認した障害者への虐待は、前年度より127件多い2745件と過去最多を更新したことが20日、厚生労働省が発表した調査で分かった。うち福祉施設の職員らによる虐待は128件増の592件で過去最多。同省は深刻な事態になるのを防ぐため「軽微な事案も積極的に報告してほしい」と呼び掛けており、それも増加の一因とみている。

施設職員らによる虐待に関する通報件数は2605件で、全体の3割はその施設の職員や設置者・管理者からのものだった。

施設職員らによる虐待の被害者は前年度より111人多い777人。うち知的障害が74.8%を占めた。自閉症の症状がある場合にパニックやこだわり行動が起こりやすく、その対応が難しいことなども背景にあるとみられる。ただ厚労省は「難しいが支援技術は既に確立されている」として、施設職員が必要なノウハウを得るための研修などを強化していく方針だ。

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