放射性物質の算定、31年間誤る=泊原発、規定は下回る―北海道電

社会

北海道電力は24日、泊原発(北海道泊村、停止中)内の施設から放出された気体に含まれる放射性物質の量について、1988年の試運転開始時から約31年間、誤って算定していたと発表した。実際の放出量は測定値のおよそ2倍だったが、北電は「保安規定で定められた目標値の数万~数百万分の1で、環境への影響はない」としている。

北電によると、誤って算定していたのは、1、2号機の間にある「放射性廃棄物処理建屋」から放出された気体。同施設では管理区域で使用した衣類や紙などを焼却している。

同施設では、希ガスやヨウ素などの放射性物質を含んだ気体について、空気で希釈した上で測定している。本来は希釈の効果を補正して放射性物質の量を算定しなければならないが、北電は補正せずに国や周辺自治体などに報告していた。

誤算定は17日に実施された原子力規制委員会の調査をきっかけに判明。北電の阪井一郎副社長は24日の記者会見で、「深く反省している。再発防止策を速やかに取りまとめる」と陳謝した。

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