東証、改革へ具体策検討=3市場再編案を了承―金融審

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東証の市場改革について議論している金融庁の金融審議会(首相の諮問機関)作業部会は25日、2022年上半期をめどに現在の4市場を3市場に再編するとした報告書案を大筋で了承した。東証は今後、具体的な制度設計に着手し、来年2月にも新制度の骨子を公表する。来夏以降、準備を段階的に進めていく予定だ。

報告書案は、現在の東証4市場を3市場に再編。新たな1部市場に当たる「プライム」(仮称)の新規上場基準は、市場で売買できる株式数に株価を乗じた「流通時価総額」で100億円に設定した。1部全銘柄を対象に算出している東証株価指数(TOPIX)については、プライム銘柄中心の新指数に切り替えることも盛り込んだ。

当初は日本を代表するグローバル企業がプライムに上場すると見られていたが、既存の1部上場企業は基準に満たない場合でも残留できる見通しとなった。市場関係者からは「多くの企業が横滑りするだけだ」と冷ややかな声も上がる。

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