ゴーン被告が仏パスポート携帯=保釈中の住居捜索、無断出国解明へ―東京地検

社会

日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)が中東レバノンに無断出国した問題で、ゴーン被告が東京地裁にフランスのパスポート携帯を許可されていたことが2日、関係者への取材で分かった。東京地検は被告の保釈中の住居を家宅捜索。検察当局は警察庁を通じ、国際刑事警察機構(ICPO)に国際手配を要請した。地検は警視庁にも協力を求め、出入国管理法違反などの容疑も視野に住居周辺の防犯カメラ映像などの解析を急いでいる。

被告の住居の家宅捜索は約4時間におよび、地検の係官とみられる数人は午後6時すぎ、押収物を詰めたとみられるキャリーケースや手提げかばんを手に出て行った。

関係者によると、ゴーン被告は昨年4月、地裁に海外渡航の禁止などを条件に再保釈を許可され、地裁が指定した都内の一軒家に居住。パスポートを弁護人に預けることも保釈条件に盛り込まれており、弁護団が仏、レバノン、ブラジルのパスポートを預かり、保管した。

その後、ゴーン被告が国内滞在を続けるにはパスポートを常時携帯する必要が生じ、弁護団が地裁に条件変更を請求。地裁は1冊を鍵付きケースに入れた上、弁護団が鍵を保管する条件で、携帯を許可したという。

弁護団はゴーン被告の出国が明らかになった同12月31日、記者団に仏を含むパスポート計3冊を預かっていると説明。ゴーン被告は何らかの理由で仏パスポートを2冊所持していた可能性がある。

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース 事件・犯罪 社会 フランス 日本 東京都