米イランに自制促す=自衛隊派遣、変更なし―安倍首相年頭会見

政治・外交

安倍晋三首相は6日、三重県伊勢市内で年頭の記者会見に臨んだ。緊迫化する中東情勢について「深く憂慮している。事態のさらなるエスカレーションは避けるべきで、全ての関係者に緊張緩和のための外交努力を尽くすことを求める」と表明。対立を深める米国とイラン双方に自制を促した。海上自衛隊を中東に派遣する方針に現時点で変わりがないことも明らかにした。

首相は今月中旬にサウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)を訪問する方向で調整しており、会見では「緊張緩和と情勢の安定化のため、日本ならではの外交を粘り強く展開する」と語った。また、海自派遣に関し「わが国はこの地域にエネルギー資源の多くを依存している。日本関係船舶の航行の安全を確保していく」と説明した。

憲法改正については「私自身の手で成し遂げていく考えに全く揺らぎはない」と述べ、首相在任中の実現を目指す考えを改めて示した。その上で「まずは通常国会の憲法審査会の場で、令和の時代にふさわしい改憲原案の策定を加速させたい」と述べ、20日召集予定の次期国会中に原案作成に着手したい意向を重ねて強調した。

伊勢神宮参拝後、年頭の記者会見をする安倍晋三首相=6日、三重県伊勢市伊勢神宮参拝後、年頭の記者会見をする安倍晋三首相=6日、三重県伊勢市

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