五輪イヤー、動きだす商戦=暑さ対策、観戦福袋も登場

経済・ビジネス

東京オリンピック・パラリンピック大会の開催に向け、関連商戦が動きだしている。多くの人が心配する暑さ対策をめぐっては、「熱い」商戦が展開しそうな様相。観戦チケット入りの高額福袋も登場し、五輪イヤーは大会の盛り上がりを予感させつつ幕開けした。

五輪大会の開催期間は7月24日~8月9日。マラソン開催地が札幌に急きょ変更されるなど、暑さ対策は東京五輪の成否を左右しかねない重要なテーマ。食品メーカーなどは自社の商品ラインアップや持てる技術を総動員し、夏の商戦に挑む構えだ。

五輪・パラリンピック組織委員会の「Tokyo 2020 COOLINGプロジェクト」に賛同した大手食品メーカーの明治は、大会期間中、東京・台場の五輪会場近くにキッチンカーを派遣する。同社の「おいしい牛乳」や「ブルガリアヨーグルト」などをふんだんに使ったトッピングし放題の「盛りすぎアイス」を販売する計画だ。昨年7月の試験販売では、猛暑をしのげる冷たさが受け、1日で400食を完売したという。「ただの暑さ対策ではなく、人々を楽しく冷やしたい」(伊東圭介オリンピック・パラリンピック推進部長)と張り切っている。

もう一つ、成否のカギとなりそうなのが言葉の壁。コンビニ大手のファミリーマートはおにぎりやパン、菓子などの商品名で英語の併記を始めた。「本番に備え、対象商品を拡大する」(広報)と外国人観光客への対応を急ぐ。

近畿日本ツーリストを傘下に持つKNT―CTホールディングスは昨年12月19日、五輪・パラリンピックの公式観戦ツアー(9万5000円~35万円)の申し込み受け付けを開始。開会・閉会式や人気競技の観戦チケット入りの福袋も発売し、年末に抽選販売の受け付けも始めた。最高価格の福袋は五輪イヤーにちなみ、202万円。組織委の観戦チケット抽選は狭き門となっており、競技観戦を組み込んだ旅行商品への人気は高まると期待されている。

明治が東京オリンピック期間中に投入予定のキッチンカー。「盛りすぎアイス」を販売予定(同社提供)明治が東京オリンピック期間中に投入予定のキッチンカー。「盛りすぎアイス」を販売予定(同社提供)

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