「桜」名簿廃棄、首相同意なし=菅官房長官、公文書法違反認める

政治・外交

菅義偉官房長官は10日の記者会見で、首相主催「桜を見る会」の2013~17年度分の招待者名簿について、行政文書ファイル管理簿などに記載していなかったのは公文書管理法違反に当たると認めた。名簿廃棄の際、同法が定める首相の事前同意を得ていなかったことも明らかにした。

公文書管理法などでは、(1)保存期間1年以上の文書は名称や保存期間などを行政文書ファイル管理簿に記載する(2)保存期間が満了した文書を廃棄する際は「あらかじめ首相の同意を得なければならない」(3)廃棄の際は名称や日付などを廃棄簿に記す―と規定している。

首相の事前同意に関しては、通常は内閣府公文書管理課が手続きを代行している。こうした手続きがなされず、菅氏は「公文書管理法の関連規定および内閣府の文書管理規則に違反する対応だった」と語った。ずさんな運用になった理由については「担当者の対応意識が少なかったのではないか」と指摘。管理体制の見直しを含め、再発防止に全力を挙げる考えを示した。

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