ロシア外交官が繰り返し接待=ソフトバンク元社員「スパイかも」―機密情報不正取得

社会

ソフトバンクの営業秘密を不正に取得したとして元社員荒木豊容疑者(48)が逮捕された事件で、同容疑者が在日ロシア通商代表部の外交官から繰り返し接待を受け、警視庁公安部に「ロシアのスパイかもしれないと思っていた」と供述していることが26日、捜査関係者への取材で分かった。

公安部は、飲食を共にして関係を深め、外交官が情報漏えいを持ち掛けたとみて調べている。

荒木容疑者は昨年2月、不正な利益を得るため同社サーバーにアクセスし、電話基地局に関する社外秘の作業手順書など2点を取得した不正競争防止法違反の疑いが持たれている。

捜査関係者によると、外交官は2017年に来日し、荒木容疑者とたびたび飲食を共にしていた。逮捕の禁止などウィーン条約で保障された外交特権を持っているが、通商代表部の肩書や外交官としての身分は明かしていなかったという。

荒木容疑者は公安部の調べに対し「こういう資料は手に入らないかと頼まれ、渡した見返りに現金をもらった。飲食の接待も受けた」などと供述。さらに「相手の素性はよく分からなかったが、要求内容からロシアのスパイではないかと思っていた」とも説明しているという。

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