政府、武漢滞在者全員を追跡調査へ=新型肺炎、帰国第3便出発

政治・外交

政府は30日、新型コロナウイルスによる肺炎の拡大を防ぐため、安倍晋三首相を本部長とする対策本部の初会合を国会内で開いた。発生地の中国湖北省武漢市に滞在歴のある全ての入国者を対象に、日本国内での連絡先を確認し、健康状態などを追跡調査する方針を決定。現地に残る日本人の早期帰国に向け、第3便となるチャーター機が同日夜、武漢に向けて羽田空港を出発した。

首相は「症状の有無に関係なく、ウイルス検査を含む健康管理を徹底する」と表明。各閣僚に「政府一丸となって国民の命、健康を守ることを最優先に、やるべき対策をちゅうちょなく決断、実行してほしい」と指示した。

第3便は31日午前に武漢を出発し、同日午前に羽田空港に戻る予定。ただ、第3便の帰国後も湖北省には日本人が残ることから、政府は週明けにも第4便の派遣を検討している。

政府が用意したチャーター便で帰国した日本人は29、30両日で計416人。帰国者は今後も増える見通しで、政府は当面の滞在先として、国が保有する研修所や、防衛省が災害時に借り受ける民間貨客船などの活用を検討。併せて医師の確保も進めるなど、健康管理に万全を期す考えだ。

新型コロナウイルス感染症対策本部で発言する安倍晋三首相(中央)=30日午後、国会内新型コロナウイルス感染症対策本部で発言する安倍晋三首相(中央)=30日午後、国会内

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