ウイルス検査の対象拡大=新型肺炎、「湖北省渡航歴」に―クルーズ船検疫続く

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加藤勝信厚生労働相は4日の閣議後記者会見で、新型コロナウイルスへの感染が疑われ、ウイルス検査が必要と判断する患者の対象について、従来の「中国・武漢市への渡航歴」から「武漢市を含む中国・湖北省への渡航歴」に範囲を拡大し、自治体などに通知したことを明らかにした。

また、「発熱と呼吸器症状のある武漢市の人と接触歴がある人」との表現についても、患者との接触が明確に確認できない人の感染が相次いだため、「湖北省に滞在歴がある人と濃厚接触をした人」に拡大した。

これまで「37度5分以上の発熱」「呼吸器症状がある」「肺炎」としていたが、肺炎は条件から外す。ウイルス検査の漏れをなくすことが狙いという。

新型ウイルスに感染した香港の男性が乗船していたことが判明したため、3日夜から横浜港沖に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客乗員約3700人に対する再検疫は、4日午前も続いた。検査結果が出るまで全員が船内に待機し、着岸できるのは同日夕方以降になる見通し。

厚労相は、別の乗客男性が同日未明、脳梗塞の疑いで緊急に船から下ろされ、医療機関に搬送されたと明らかにした。妻も同行しているが、2人とも発熱などの症状はないという。

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