日本電産社長に元日産の関氏=売上高10兆円へ、創業者の永守氏と―4月1日付

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日本電産は4日、日産自動車で副最高執行責任者(COO)を務めた関潤氏(58)が4月1日付で社長に昇格する人事を発表した。現社長の吉本浩之氏(52)は副社長に退く。海外事業に精通した関氏を社長に据え、成長分野の自動車関連事業の強化を図る。日本電産は創業者の永守重信会長(75)が経営トップを務めており、後継者としての資質も試されそうだ。

永守氏は社長交代の理由について「(吉本氏は)経験が足りなかった」と指摘。電気自動車分野への大掛かりな投資を強調しつつ、「ものづくりのプロで社運をかけた事業を指揮できる人に参加してもらった」と期待を示した。

日本電産は2030年度に売上高10兆円(18年度1兆5183億円)の目標を掲げる。関氏は「(日産の)ものづくり現場での強みを評価してもらった。10兆円企業をつくりたい」と抱負を語った。関氏は自動車関連事業などを率い、永守氏とともに経営のリーダーシップを発揮する考えを示した。

関氏は日産時代に生産部門が長く、米国駐在の経験があるほか、中国の合弁会社ではトップも務めた。昨年12月に発足した日産の新経営体制では、ナンバー3にあたる副COOに就任したが、今年1月11日付で退社。その後、日本電産の特別顧問に就任していた。

記者会見する日本電産次期社長の関潤・同社特別顧問(左)。右は永守重信会長=4日午後、京都市内記者会見する日本電産次期社長の関潤・同社特別顧問(左)。右は永守重信会長=4日午後、京都市内

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