大阪、9年ぶりワースト返上=ひったくり件数、東京下回る―府警

社会

昨年1年間の大阪府内のひったくり認知件数(暫定値)が、前年比146件減の254件だったことが6日、府警への取材で分かった。府警によると、東京都の259件を下回り、ワースト1位から脱出。確認できる1976年以降、2010年を除き最下位が続いたが、9年ぶりに汚名を返上した。

大阪府内のひったくり認知件数は、ピークだった00年に1万973件を記録したが、その後減少を続け、昨年はピーク時の2.3%まで減った。府警は防犯カメラの普及や常習犯の検挙、防犯意識の高まりが貢献したと分析しており、今年から取り締まりを強化する「重点犯罪」からひったくりを除外した。

防犯カメラ設置台数が19年3月までの2年間で、約400台増の2035台となった堺市では、ひったくり認知件数が17年の47件から昨年は6件まで激減した。市担当者は「(防犯カメラが)一つの役割を果たしているのは間違いないが、地域の防犯パトロールなど総合的な取り組みの結果ではないか」と話した。

府警の池田清次・犯罪抑止戦略本部副本部長は「ひったくりは高齢者や女性の被害が多い。引き続き厳しく取り締まりをしていく」と強調した。

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース 警察・治安 社会 日本 東京都