トヨタ、今期営業益2.5兆円=円安で通期予想を上方修正―新型肺炎は織り込まず

経済・ビジネス

トヨタ自動車は6日、2020年3月期の連結業績予想(米国会計基準)を上方修正した。本業のもうけを示す営業利益を前期比1.3%増の2兆5000億円(従来予想2兆4000億円)、純利益を24.8%増の2兆3500億円(同2兆1500億円)とした。通期の為替予想を円安方向に見直したのが主因だが、拡大する新型肺炎の影響は織り込んでおらず、今後の業績には不透明感が残った。

通期の想定為替レートを1ドル=108円(同107円)、1ユーロ=121円(同118円)とし、為替が営業利益ベースで750億円の押し上げ要因となった。原価改善努力も150億円プラスに寄与した。

世界的に堅調な販売を受け、世界販売台数(ダイハツ工業、日野自動車を含む)見通しを1073万台と、従来に比べ3万台上方修正。売上高予想は2.4%減の29兆5000億円に据え置いた。

しかし、巨大市場の中国で猛威を振るう新型肺炎の影響は考慮しておらず、今後の業績下振れ要因となる公算が大きい。記者会見したディディエ・ルロワ副社長は「インパクトが読めない。何が起きるか分からない」と述べるにとどめた。

決算発表をするトヨタ自動車のルロワ副社長=6日午後、東京都文京区決算発表をするトヨタ自動車のルロワ副社長=6日午後、東京都文京区

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