「アグー」、離島隔離=月内50頭、豚熱の感染回避―沖縄

政治・外交

沖縄県は10日、県内で発生している家畜伝染病「豚熱(CSF)」対策として、沖縄本島で飼育されている県在来の希少種「アグー」を離島に隔離する方針を決めた。血縁や系統から50頭を選定し、早ければ月内に船で移動させる。

沖縄県では今年に入り、県内では1986年秋以来約33年ぶりとなる豚熱の感染を確認。これまでに8農場で計1万頭を超える豚を殺処分した。

江藤拓農林水産相は1月、アグーの絶滅防止のため親豚を隔離し、費用を全額助成する方針を表明。県はこれを受けて隔離について検討に入り、ブランド価値が高いアグーにも感染が広がれば経済的な被害が大きいと判断した。有効なワクチンがなく、全国的に国内への侵入が懸念されているアフリカ豚熱(ASF)のリスクも踏まえ結論を出したという。

豚熱(CSF)による絶滅を防ぐため、離島への隔離が決まった沖縄在来の希少種「アグー」(沖縄県提供)豚熱(CSF)による絶滅を防ぐため、離島への隔離が決まった沖縄在来の希少種「アグー」(沖縄県提供)

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